台湾旅行・烏来の雲仙パラダイス訪問記

烏来・雲仙パラダイス(Wulai Yunxian Paradise)
ここは一般道からアクセスすることができず、必ず烏来の麓からケーブルカーに乗って上へ向かわなければたどり着けない場所です。
この点からも、雲仙パラダイスは最初から「目的地」というより、そこへ向かう過程とともに楽しむ場所としてつくられている印象を受けます。
雲仙パラダイスへの道のり――写真で紹介







ケーブルカーを降り、山頂方面へ続く階段をゆっくり歩いていくと、20分ほどで雲仙パラダイスが見えてきます。
道はきちんと整備されているため、危険だったり、歩くのが大変だったりすることはありません。上り坂ではありますが傾斜は急ではなく、途中で休める場所もあるので、体力的な負担はそれほど大きくないでしょう。
ただ、歩いていると目につくのが、かつてこの場所がかなり活気に満ちて運営されていたことをうかがわせる古い施設や廃墟の跡です。
観光地として十分な管理が続けられていない印象があり、入場料を支払い、時間をかけて移動したことを考えると、少し物足りなさが残るのは正直なところです。
雲仙パラダイスの中心となっているのは、大きな池を配した庭園です。
一方で、3つ星ホテルである雲仙ホテルの付属施設のようにも見えます。
観光客も利用できる施設ではありますが。





ほとんどの施設は、年月の積み重ねをはっきり感じるほど古びています。現代的なテーマパークや体験型のコンテンツを期待して訪れると、がっかりする可能性は高いでしょう。
実際に園内を歩いてみると、訪問客もアトラクションより、散策や休憩、景色を眺めることに多くの時間を費やしている様子が印象に残ります。
個人的には、ここを訪れる際はあまり大きな期待を抱かずに向かうほうが、かえって満足度が高まると感じました。
私自身も、最初から雲仙パラダイスを目的地にしていたわけではなく、歩いているうちに自然とたどり着いたという経緯でした。そのため期待値が低く、場所そのものを比較的淡々と見ることができました。
人工的につくられたオブジェや装飾はやや古めかしく、少し野暮ったく感じられましたが、それに対して自然の景観や周囲の森林風景はかなり満足できるものでした。
写真をあらためて見返してみると、むしろ自然を背景にした風景のほうが、より鮮明に記憶に残っていました。


外部の訪問客向けの正式なレストランは見当たらず、簡単な飲み物や軽食を販売する小さな売店がある程度でした。
ただ、訪問時には写真を撮ることができませんでした。立地の特性上、人通りが多くないため、いつも活気よく営業している雰囲気ではありません。
敷地内には小さな池や東屋、ボート乗り場、植物園のエリアも設けられています。
ただし植物園は工事中、あるいは営業を休止しているように見え、全体的に施設が十分活用されている印象はありませんでした。
それでも、散策を終えたあとに出会う池の庭園は、「ここまで歩いてきた苦労に対する最低限のご褒美」としては十分な役割を果たしてくれます。
静かに歩き、景色を眺め、少し休憩するには悪くない場所です。
写真撮影を目的に訪れる方には、比較的おすすめできるスポットだと思います。
人工の施設を写すよりも、森や空、池や山の稜線を背景にした自然の写真が特によく映えます。
華やかさや新しさよりも、少し古びた落ち着いた雰囲気の中で自然を撮影したい方にとっては、それなりの価値がある場所です。


期待せずに立ち寄ったら、意外な写真スポットだった――雲仙リゾート
まとめると、烏来・雲仙パラダイスは「わざわざ訪れるべき観光地」というより、ケーブルカーで上ってきたなら、一度歩いてみてもよい場所といったところです。
大きな期待を抱いて訪れると失望が大きくなるかもしれませんが、散策や景色を楽しみ、写真を撮ることを目的にするなら、無難に満足できるでしょう。
ケーブルカーで展望台まで上り、烏来の街を少し見てから、ゆっくり歩いてここまで来て、素敵な写真を撮って帰る――そんな予定なら十分に楽しめます。
台湾旅行の際には、ぜひ一度検討してみてください。
以上、ラックスでした。